B1 · IntermediateLesson 1 of 3

始める・終わる・続ける

動詞の連用形に「始める・終わる・続ける」を付け、動作の開始、完了、継続を一つの複合動詞で表す方法を学びます。「読み始める・食べ終わる・働き続ける」の作り方と活用を確認します。単独の自動詞「始まる・終わる」との違いや、雨が降り始める、本を読み終わるなど、元の動詞から受け継ぐ助詞と主語の関係も整理します。

By the flumi team About 2 min read 6 vocabulary wordsGrammar learning path: 動作の開始・進行・直後

動詞(どうし)の連用形(れんようけい)に始(はじ)める・終(お)わる・続(つづ)けるを付(つ)けると、動作(どうさ)の開始(かいし)、完了(かんりょう)、継続(けいぞく)を一つの複合動詞(ふくごうどうし)で表(あらわ)せます。

連用形に付ける

ます形(けい)から「ます」を取(と)った部分(ぶぶん)に続けます。

辞書形(じしょけい) 連用形 複合動詞
読(よ)む 読み 読み始める・読み終わる・読み続ける
食(た)べる 食べ 食べ始める・食べ終わる・食べ続ける
勉強(べんきょう)する 勉強し 勉強し始める・勉強し終わる・勉強し続ける

時制(じせい)や丁寧(ていねい)さは最後(さいご)の動詞で表します。読み始めました、読み続けていますのように活用(かつよう)します。

動作の開始を表す

連用形+始めるは、動作が始まる時点(じてん)に注目(ちゅうもく)します。

  • 子(こ)どもが急(きゅう)に泣(な)き始めました。
  • 空(そら)が暗(くら)くなり、雨(あめ)が降(ふ)り始めました。
  • 私(わたし)は先週(せんしゅう)、この小説(しょうせつ)を読み始めました。

人が意図(いと)して始める動作にも、自然(しぜん)に起(お)こる変化(へんか)にも使(つか)えます。

「〜始める」は始まりを中立的に述べます。急(きゅう)で勢いのある始まりを表すときは、「〜出す」を使うことがあります。

形 例 意味
降り始める 雨が降り始めた。 雨が降ることが始まった。
降り出す 雨が降り出した。 急に雨が降り始めた。

完了と継続を表す

形 意味(いみ) 例
連用形+終わる 動作を最後まで完了する 宿題(しゅくだい)をやり終わりました。
連用形+続ける 人が動作を続ける。また、雨や雪などの現象が続くことにも使える 二時間(にじかん)歩(ある)き続けました。
連用形+続く 出来事が自然に続く 雨が降り続きました。

「〜終わる」では、元の動詞の助詞が残ります。本を読み終わるのように、「読む」のををそのまま使います。

  • 本(ほん)を読み終わったら、友達(ともだち)に貸(か)します。
  • 疲(つか)れても、選手(せんしゅ)は走(はし)り続けました。
  • 雪(ゆき)が朝(あさ)まで降り続きました。

「終わる」は終点(しゅうてん)、「続ける」は終点までの長(なが)さに視点(してん)を置(お)きます。

「〜終わる」と「〜終える」

〜終わるは、ある動作が終点まで進んだことを表します。〜終えるは、だれかがその動作を最後まで終えたことを表す他動詞的(たどうしてき)な形で、やや文章的です。

形 例 見るところ
読み終わる 本を読み終わりました。 読む動作が終わったこと
読み終える 本を読み終えました。 読む人が本を最後まで終えたこと

どちらも本を最後まで読む意味で使えますが、行為者が意図して終えることを強く言うときは**〜終える**が合います。

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1
九時になるまで何も作っていませんでした。九時に初めて材料を手に取り、夕食を。

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単独の動詞との違い

始まる・終わるを単独(たんどく)で使うと、行事(ぎょうじ)や出来事(できごと)そのものの開始・終了(しゅうりょう)を表します。

単独の動詞 複合動詞
授業(じゅぎょう)が始まります。 先生(せんせい)が話(はな)し始めます。
授業(じゅぎょう)が終わりました。 先生(せんせい)が話(はな)し終わりました。

「会議(かいぎ)が始めます」とは言いません。出来事そのものなら会議が始まります、人が開始するなら司会者(しかいしゃ)が会議を始めますです。

主語と助詞を受け継ぐ

複合動詞の主語(しゅご)や目的語(もくてきご)は、前の動詞の意味に強く関係(かんけい)します。「始める・続ける」という語尾(ごび)だけで他動詞(たどうし)だと決(き)められません。

  • 雨が降り始めます。〔「雨が降る」を受け継ぎます〕
  • 私が本を読み始めます。〔「私が本を読む」を受け継ぎます〕
  • 雪が降り続けます。〔自然な現象(げんしょう)です〕
  • 私が本を読み終わります。〔「本を読む」の「を」が残(のこ)ります〕

単独の「終わる」は自動詞(じどうし)ですが、本を読み終わるでは元の「読む」の目的語が残ります。最後の語だけで文全体の助詞を選(えら)ばないようにします。

始まり・終わり・続く長さを表せる動詞に付きやすい形です。瞬間的(しゅんかんてき)に終わる「死ぬ」には「死に始める」は普通使いません。また、ある・いる・分かるのような状態を表す動詞には、〜続けるが付きにくいです。ただし、あり続けるは定着(ていちゃく)した言い方です。

選び方を確認する

  1. 元の動詞をます形にして「ます」を取ります。
  2. 開始なら「始める」、完了なら「終わる」、継続なら「続ける」を付けます。
  3. 主語と助詞は、元の動詞が作る関係を確認(かくにん)します。
見たい段階(だんかい) 形
動作が始まる瞬間(しゅんかん) 連用形+始める
動作を最後まで行う 連用形+終わる
動作をやめずに行う 連用形+続ける

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動作の始まり・終わり・継続

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Last updated October 11, 2026