ここ・そこ・あそこ
ここ・そこ・あそこを使って場所を示し、話し手と聞き手からの距離に応じて迷わず選ぶ方法をA1向けに学びます。どこを使う質問、駅・教室・店での丁寧な答え、ここはとここにの基本、これ・それ・あれとの違いを具体的な場面で整理し、相手に場所を丁寧にたずねたり案内したりできるようになります。
ここ・そこ・あそこは、場所(ばしょ)を指す指示語(しじご)です。話し手(はなして)と聞き手(ききて)がいる位置(いち)を中心(ちゅうしん)にして選びます。
- ここ:話し手がいる場所、またはその近く
- そこ:聞き手がいる場所、またはその近く
- あそこ:二人から遠い場所
場所の距離をつかむ
| 指示語 | どこを指すか | 短い答え(こたえ) |
|---|---|---|
| ここ | わたしの場所 | ここです。 |
| そこ | あなたの場所 | そこです。 |
| あそこ | 二人から遠い場所 | あそこです。 |
まず自分の足元(あしもと)をここと考えます。次に相手の所(ところ)がそこ、二人が離(はな)れて見ている所があそこです。
自分のいる場所は「ここ」
話し手が今いる所や、すぐ近くの場所を案内(あんない)するときはここを使います。
教室(きょうしつ)の入口(いりぐち)で話します。
ここは一年生(いちねんせい)の教室です。
受付(うけつけ)はここです。
「ここは」と「ここに」
場所について説明するときはここは、場所で何かをする・あることを言うときはここにを使います。
- ここは一年生の教室です。
- かばんをここに置いてください。
- ここに駅があります。
店や受付などで丁寧に案内するときは、こちら・そちら・あちらも使います。受付はこちらです。
相手のいる場所は「そこ」
聞き手のいる所や、聞き手の近くを指すときはそこを使います。
友達(ともだち)が本棚(ほんだな)の前(まえ)にいます。
辞書(じしょ)はそこですか。
はい、ここです。
同じ場所でも、見る人が変わると語も変わります。友達にはここ、離れた話し手にはそこです。
会話に出た場所を受けてそこを使うこともあります。たとえば、「先週、京都へ行きました。」「そこは寒かったですか。」のように言います。
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二人から遠い場所は「あそこ」
話し手と聞き手の両方(りょうほう)から遠い場所にはあそこを使います。
- 遠くの改札(かいさつ)を指して、改札はあそこです。
- 道(みち)の向こうの店(みせ)を指して、コンビニはあそこです。
- 公園(こうえん)の奥(おく)を指して、トイレはあそこです。
距離(きょり)は数字(すうじ)で決まりません。二人が「自分たちの所から離れている」と感じる場所をあそこで示します。
「どこ」で場所をたずねる
場所が分からないときは、どこですかを使います。答えでは、見える位置に合わせてここ・そこ・あそこを選びます。
| 質問(しつもん) | 答え |
|---|---|
| 出口(でぐち)はどこですか。 | あそこです。 |
| 会議室(かいぎしつ)はどこですか。 | ここです。 |
| 山田(やまだ)さんの席(せき)はどこですか。 | そこです。 |
知らない場所を丁寧(ていねい)に聞くときは、最後までですかと言います。
物の指示語と区別する
ここ・そこ・あそこは場所、これ・それ・あれは物を指します。
場所の前に名詞を続けたいときは、「ここ場所」ではなくこの・その・あのを使います。たとえば、この場所、その店のように言います。
場所を答えるときは、物の指示語を使いません。
- ✗ トイレはこれです。
- ✓ トイレはここです。
- ✗ ここはわたしの傘(かさ)です。
- ✓ これはわたしの傘です。
選ぶ手順(てじゅん)は簡単(かんたん)です。
- 指したいものが「場所」か確かめます。
- 話し手の近くならここを選びます。
- 聞き手の近くならそこを選びます。
- 二人から遠いならあそこを選びます。
- 分からないときはどこですかとたずねます。
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ここ・そこ・あそこの語彙
14 wordsLast updated October 11, 2026