A1 · BeginnerLesson 1 of 4

日本語の音・拍・アクセントの基本

日本語の五つの母音、拍の数え方、長音・促音・撥音・拗音の長さ、基本的な高低アクセントをA1向けに学びます。かなを一拍ずつ区切り、手拍子でリズムを確かめ、英語の強勢との違いに気づきながら、短い語を自然な速さで聞き取り、発音するための練習方法も身につけます。録音した声の比べ方も扱います。

日本語(にほんご)の音(おと)には、一定(いってい)のリズムがあります。そのリズムの小さい単位(たんい)を**拍(はく)**といいます。かなと拍の関係(かんけい)が分かると、聞くことも話すことも楽になります。

このページでは、次のことを学習(がくしゅう)します。

  • 五つの母音(ぼいん)を短く、はっきり発音する
  • ことばを一拍ずつ区切る
  • 長音(ちょうおん)や小さい「っ」も一拍として数える
  • 高低(こうてい)アクセントを聞く

五つの母音

日本語の母音は、基本的(きほんてき)に あ・い・う・え・お の五つです。長く伸ばさず、一つずつ同じくらいの長さで言います。

かな ローマ字 口(くち)の形(かたち) 発音のポイント
あ a 大きく開ける 明るく短く言う
い i 横に少し広げる 「イー」と伸ばさない
う u 唇(くちびる)を強く丸めない 軽く、短く言う
え e あといの中間くらい 一つの音で言う
お o 少し丸める 深くしすぎない

鏡(かがみ)を見て、あ・い・う・え・おを同じ速さで言いましょう。口の形が一つずつ変わることを確認(かくにん)します。

拍でリズムを数える

多くの場合(ばあい)、大きいかな一文字(いちもじ)が一拍です。手を一回たたきながら、一拍ずつ言ってみましょう。

ことば 拍の分け方 拍の数(かず)
ねこ ね・こ 2
さくら さ・く・ら 3
たまご た・ま・ご 3
ありがとう あ・り・が・と・う 5

さくらは、sa-ku-ra の三拍です。英語のように一つの音だけを強くせず、さ・く・らを同じテンポで言います。

小さい文字と長い音

一文字がいつも一拍になるわけではありません。次の四つは特に大切(たいせつ)です。

種類(しゅるい) 例(れい) 拍の分け方 拍数
長音 おかあさん お・か・あ・さ・ん 5
促音(そくおん)「っ」 きって き・っ・て 3
撥音(はつおん)「ん」 ほん ほ・ん 2
拗音(ようおん)「ゃ・ゅ・ょ」 きょう きょ・う 2
  • 小さい「ゃ・ゅ・ょ」は、前のかなと一緒に一拍です。
  • 小さい「っ」は、次の音の前で一拍待ちます。
  • 「ん」は、それだけで一拍です。
  • 長く伸ばす母音は、伸ばした部分も一拍です。

きては二拍、きっては三拍です。小さい「っ」を飛ばすと、別(べつ)のことばに聞こえることがあります。

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1
日本語の五つの母音は、あ・い・う・え・です。

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高低アクセントを聞く

日本語では、音を強くするよりも、声の高さが上がったり下がったりします。これを高低アクセントと呼(よ)びます。同じかなでも、高さの動きで意味(いみ)が変わることがあります。

東京(とうきょう)の発音では、「あめ」は**雨(あめ)と飴(あめ)**で高さの型(かた)が違います。ただし、アクセントには地域(ちいき)による違いもあります。A1では、記号を暗記(あんき)するより、音声(おんせい)をよく聞いてまねることが大切です。

アクセントは「大きい声」と同じではありません。声の強(つよ)さを変えず、高い・低いの動きを聞きましょう。

聞いて、まねして、比べる

発音練習(れんしゅう)は、次の順番(じゅんばん)で行います。

  1. 音声を一度、最後まで聞きます。
  2. かなを見て、拍ごとに手をたたきます。
  3. 同じテンポと高さでまねします。
  4. 自分の声を録音(ろくおん)し、長さと高さを比べます。

速く言う必要(ひつよう)はありません。まず、拍を落とさないことを目標(もくひょう)にします。

リズムの確認メモ

確かめること できたらチェック
五つの母音を短く言える □
大きいかなを一拍ずつ数えられる □
「っ」「ん」「長い母音」を一拍として数えられる □
「ゃ・ゅ・ょ」を前のかなと一緒に読める □
強さではなく、高さの動きを聞ける □

かなを見る → 拍を数える → 音声を聞く → まねる、という流れを毎日少しずつ続けましょう。

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Last updated October 11, 2026