連用形に行く・来る・帰る
「動詞の連用形+に行く・来る・帰る」で、移動の目的を伝える方法を学びます。食べますから食べに、会いますから会いにを作る手順、図書館へ本を借りに行きますなどの語順を確認します。話し手から離れる行く、近づく来る、元の場所へ戻る帰るを場面で選び、辞書形やテ形を誤って使わず、予定を自然に説明できるようになります。
動詞(どうし)の連用形(れんようけい)+に+行(い)く・来(く)る・帰(かえ)るを使(つか)うと、移動(いどう)の目的(もくてき)を伝(つた)えられます。
図書館(としょかん)へ本(ほん)を借(か)りに行きますは、「本を借りるために図書館へ行きます」という意味(いみ)です。
連用形を作る
この形(かたち)では、ます形(けい)から「ます」を取(と)った部分(ぶぶん)を連用形として使います。
| 辞書形(じしょけい) | ます形 | 連用形 |
|---|---|---|
| 買(か)う | 買います | 買い |
| 飲(の)む | 飲みます | 飲み |
| 食(た)べる | 食べます | 食べ |
| 見(み)る | 見ます | 見 |
| 勉強(べんきょう)する | 勉強します | 勉強し |
| 買い物をする | 買い物をします | 買い物をし |
まず丁寧(ていねい)なます形を言い、最後(さいご)の「ます」を取ると作りやすいです。読みます→読み、会(あ)います→会いのように確認(かくにん)しましょう。
移動動詞そのもの(行く・来る・帰る)は、目的の位置には置きません。×来に行きますのようには言いません。「する」も単独のしに行くではなく、勉強しに行く、買い物をしに行くのように目的を具体的に言います。
移動の目的を加える
連用形のあとに目的を示(しめ)す助詞(じょし)の「に」を置(お)き、そのあとに移動の動詞を続(つづ)けます。
連用形+に+行く・来る・帰る
- 友達(ともだち)に会いに行きます。
- この店(みせ)へ昼(ひる)ごはんを食べに来ました。
- 家(いえ)へ傘(かさ)を取(と)りに帰ります。
目的の動作をする場所(ばしょ)へ実際(じっさい)に移動するときに使います。
行く・来る・帰るの違い
どの移動動詞を使うかは、話し手(はなして)と移動先(いどうさき)の関係(かんけい)で決(き)まります。
| 移動動詞 | 移動の向き | 例 |
|---|---|---|
| 行く | 今いる場所から別(べつ)の場所へ移動する | 駅(えき)へ母(はは)を迎(むか)えに行きます。 |
| 来る | 話し手がいる場所や、話題(わだい)の場所へ近(ちか)づく | 友達が私(わたし)の家へ遊(あそ)びに来ます。 |
| 帰る | 家や元(もと)いた場所へ戻(もど)る | 昼ごはんを食べに家へ帰ります。 |
「来る」の向きは、話している場所だけでなく、会話で中心になっている場所から決まることもあります。まずは「こちらへ来る、あちらへ行く」と覚(おぼ)えると分かりやすいです。
帰るは「る」で終わりますが、二グループではなく五段動詞です。帰ります→帰りとなります。
動作性名詞に直接「に」を付ける
買い物・散歩(さんぽ)・旅行のような動作性名詞は、連用形を作らずに直接「に」を付けられます。
- 買い物に行きます。
- 散歩に行きます。
- 旅行に行きます。
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場所と目的の語順
移動先には「に」または「へ」を使います。目的の「に」と移動先の「に」が同じ文に入ることもあります。
には到着点を、へは向かう方向を表します。どちらも使える場面が多いですが、目的の「に」と区別したいときは「へ」が便利です。
| 文の部分 | 働(はたら)き |
|---|---|
| 図書館に | 移動先 |
| 本を借りに | 移動の目的 |
| 行きます | 移動 |
図書館に本を借りに行きます。
最初(さいしょ)の「に」は行く場所、次(つぎ)の「に」は借りる目的を示します。図書館へ本を借りに行きますにすると、二つの「に」を分けられます。
移動動詞が時を表す
過去(かこ)や丁寧さは、最後の「行く・来る・帰る」で表します。目的を表す連用形は変えません。
| 時 | 文 |
|---|---|
| これから | 駅へ切符(きっぷ)を買いに行きます。 |
| きのう | 駅へ切符を買いに行きました。 |
| 毎週(まいしゅう) | ここへ日本語(にほんご)を習(なら)いに来ます。 |
- 買いは、文が過去でも変わりません。
- 行きましたが、移動の時と丁寧さを示します。
- 「帰ります」に替(か)えると、元の場所へ戻る意味になります。
よくある形の誤り
目的の前には、辞書形やテ形ではなく連用形を使います。
- ✓ レストランへ食べに行きます。
- ✗ レストランへ食べるに行きます。
- ✗ レストランへ食べてに行きます。
- 目的の動詞をます形にします。
- 「ます」を取って連用形にします。
- 目的の「に」を付(つ)けます。
- 移動の向きに合う「行く・来る・帰る」を選(えら)びます。
| 伝えたい移動 | 形 |
|---|---|
| 別の場所へ目的を持って移動する | 連用形+に行く |
| こちらへ目的を持って移動する | 連用形+に来る |
| 元の場所へ目的を持って戻る | 連用形+に帰る |
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連用形に行く・来る・帰るの語彙
23 wordsLast updated October 11, 2026