B1 · IntermediateLesson 2 of 2

ためにとようにの目的

目的を表すためにとようにを比べ、自分で実行を決められる行動と、能力・知覚・状態など目標とする結果を言い分けます。意志動詞の辞書形や名詞に続くために、可能形・自動詞・否定形に続きやすいように、前後の主語が異なる場合、原因のためとの見分け方を例で確認し、目的に合う適切な接続を選べます。

By the flumi team About 2 min read 2 vocabulary wordsGrammar learning path: 理由と目的の使い分け

目的(もくてき)を表すためにとようには、後ろの行動(こうどう)が何を目指すかを示します。ただし、目標(もくひょう)を自分の意志(いし)で直接実行できるかどうかで、選び方が変わります。

「ために」は意志的(いしてき)な行動を目的にし、「ように」は能力(のうりょく)、知覚(ちかく)、状態(じょうたい)など、目指す結果を表すのが基本です。

一 ためにで行動の目的を表す

自分で実行を決められる動詞(どうし)の辞書形(じしょけい)+ためにを使います。後ろには、その目的を実現(じつげん)するための行動が続きます。

目的 手段(しゅだん) 一つの文
日本で働く 日本語を勉強する 日本で働くために、日本語を勉強しています。
資格(しかく)を取る 毎日練習する 資格を取るために、毎日練習しています。
友達に会う 京都へ行く 友達に会うために、京都へ行きます。

新しいパソコンを買うために、お金を貯(た)めています。

「買う」は自分で実行する目的で、「貯める」はそのための手段です。

名詞(めいし)で目的を表すときは、名詞+のためにを使います。「健康(けんこう)のために毎日歩いています」のように言えます。

二 ようにで目標の状態を表す

可能形(かのうけい)や、「見える・聞こえる・分かる・なる」のように、結果や状態を表す動詞にはようにがよく使われます。

目標の種類(しゅるい) 形 例
能力 読める+ように 新聞が読めるように、漢字を勉強しています。
知覚 見える+ように 後ろの人にも見えるように、字を大きく書きます。
状態の変化 元気になる+ように 元気になるように、よく寝ています。
避けたい結果 忘れない+ように 忘れないように、予定を書きました。

目的の動詞を「する」ではなく「できる・見える・分かる・なる」で言いたいときは、まず「ように」を考えます。

三 意志性で比べる

同じ話題でも、直接する行動を目的にするか、できるようになる結果を目標にするかで変わります。

  • 日本語の本を読むために、図書館(としょかん)へ行きます。――本を読む行動が目的です。
  • 日本語の本が読めるように、毎日漢字を覚えます。――読む能力を得ることが目標です。
  • 試合(しあい)に勝つために、毎朝走ります。――勝利を意志的な目標として目指します。
  • 試合で緊張(きんちょう)しないように、深く息をします。――緊張しない状態を目指します。

「勝つ」のように結果を表す動詞でも、計画的に目指す目的として捉(とら)えれば「ために」を使えます。動詞の種類だけでなく、話し手が目的をどう捉えるかも大切です。

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1
自分で直接実行する行動を目的にするときは、能力や状態を目標にするときはを使うのが基本です。

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四 前後の主語

「ために」は、目的を持つ人と後ろの行動をする人が同じ文で特に自然です。「ように」は、目標の状態になる人と、それを助ける行動をする人が違っても使いやすい形式です。

主語の関係(かんけい) 例
同じ人 私は合格するために、毎日勉強しています。
異なる人 子どもが読めるように、先生は振(ふ)り仮名(がな)を付けました。

主語が違えば必ず「ように」になるわけではありません。「息子が留学するために、父はお金を用意しました」のように、目的を持つ人を明確にすれば「ために」も使えます。

五 原因のためと見分ける

「ために」は理由(りゆう)も表します。後ろが目的へ向かう行動か、すでに起きた結果かを確認(かくにん)します。

意味 文 関係
目的 健康のために、毎日歩いています。 健康を目指して歩く
原因 大雪のために、電車が止まりました。 大雪が原因で止まった

可能形を直接の目的として「読めるために」とするより、「読めるように」が自然です。

✓新聞が読めるように、漢字を勉強します。

✗新聞が読めるために、漢字を勉強します。

六 選び方のまとめ

選ぶときは、次の順番で考えます。

  1. 名詞で目的を表すなら、名詞+のためにを使います。
  2. 自分で実行する行動を目的にするなら、辞書形+ためにを使います。
  3. 能力、知覚、状態、否定の結果を目指すなら、ようにを使います。
  4. 主語が異なる場合は、誰が目標を持つかを明確にします。
  5. 後ろが事実的な結果なら、原因の「ため」の可能性を考えます。
  • 「ために」は意志的な目的、「ように」は目標の状態に向いています。
  • 形式だけで決めず、前後の意味と主語の関係も確認します。

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目的を表す「ために」と「ように」

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Last updated October 11, 2026