文末のです
文末の「です」が名詞やナ形容詞のあとで丁寧な文を作る働きを学びます。基本の語順、話題を省く自然な会話、使う場面、よくある誤りを、自己紹介や教室で使う短い例文と表で確認します。相手に失礼のない言い方を選び、身近な人や物について、落ち着いて短く伝えられるようになります。日常会話でも役立つ内容です。
「です」は、文末(ぶんまつ)に置いて、文(ぶん)を丁寧(ていねい)に終えることばです。名詞(めいし)や形容詞(けいようし)のあとで使います。
自己紹介(じこしょうかい)や教室(きょうしつ)での会話(かいわ)では、相手(あいて)にやわらかく伝えるために大切(たいせつ)です。
このページでは、次(つぎ)のことができるようになります。
- 「です」を置く場所(ばしょ)が分かります。
- 人(ひと)や物(もの)について短く言えます。
- 「ます」と「です」を重ねる誤り(あやまり)を避けられます。
「です」の役割(やくわり)
「です」は、聞く人に丁寧に話すための語尾(ごび)です。
| 「です」の前(まえ) | 例(れい) | 何(なに)を伝えるか |
|---|---|---|
| 名詞 | わたしは学生(がくせい)です。 | どんな人か |
| ナ形容詞 | この部屋(へや)は静か(しずか)です。 | どんな様子(ようす)か |
| イ形容詞 | このりんごはおいしいです。 | どんな性質(せいしつ)か |
「です」をいつも一つの外国語(がいこくご)のことばに置きかえる必要(ひつよう)はありません。「丁寧に文を終える形(かたち)」と覚えましょう。
基本(きほん)の置き方
名詞の文では、基本の順番(じゅんばん)は 話題(わだい)+は+説明(せつめい)+です です。
| 部分(ぶぶん) | はたらき | 例 |
|---|---|---|
| さくらさん | 話題 | さくらさんは先生(せんせい)です。 |
| は | 話題を示す | さくらさんは先生です。 |
| 先生 | 説明 | さくらさんは先生です。 |
| です | 丁寧に終える | さくらさんは先生です。 |
だれですか。
— 木村(きむら)さんです。
これは何ですか。
— 日本(にほん)の地図(ちず)です。
分かっている部分は言わない
日本語(にほんご)では、何について話しているか分かるとき、その部分を言わないことがあります。
- まず、質問(しつもん)にある話題を見ます。
- 同じ話題をもう一度言わなくても分かるか考えます。
- 分かるときは、説明と「です」だけで答えます。
「あの人はだれですか」に 鈴木(すずき)さんです と答えると自然(しぜん)です。「あの人は」をくり返さなくても意味(いみ)が通じます。
よく使う場面(ばめん)
「です」は、初(はじ)めて会う人との話や、学校(がっこう)・店(みせ)などでよく使います。
- 名前(なまえ)を言う:マイです。
- 仕事(しごと)を言う:会社員(かいしゃいん)です。
- 物を示す:かぎです。
- 様子を伝える:元気(げんき)です。
友達(ともだち)とのくだけた話し方は別(べつ)に学びます。まずは「です」で丁寧に話すと安心(あんしん)です。
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否定(ひてい)と過去(かこ)
名詞やナ形容詞の文では、「です」を変えて、今はちがうことや、前のことも言えます。
| 形 | 例 |
|---|---|
| 今のこと | わたしは学生です。 |
| 今はちがうこと | わたしは学生ではありません。/わたしは学生じゃないです。 |
| 前のこと | わたしは去年(きょねん)、学生でした。 |
| 前はちがったこと | わたしは去年、学生ではありませんでした。 |
| イ形容詞の否定 | このりんごはおいしくないです。 |
| イ形容詞の過去 | このりんごはおいしかったです。 |
イ形容詞では、ですの形を変えません。おいしいの い を変えて、おいしくないです、おいしかったです と言います。
名詞やナ形容詞の否定は、このページでは ではありません と じゃないです の二つを使います。ではありません は少し改まった言い方で、じゃないです は会話でよく使います。ではないです と じゃありません も正しい形ですが、まずは二つの形を使い分けましょう。
よくある間違い(まちがい)
動詞(どうし)の「ます」のあとに「です」を足しません。
- ✓ わたしは駅(えき)へ行(い)きます。
- ✗ わたしは駅へ行きますです。
「ます」だけで、すでに丁寧な文になっています。
名詞やナ形容詞に、「だ」や「な」を足してから「です」を付けることもできません。
- ✓ わたしは学生(がくせい)です。
- ✗ わたしは学生だです。
- ✓ この部屋は静か(しずか)です。
- ✗ この部屋は静かなです。
- ✓ このりんごはおいしかったです。
- ✗ このりんごはおいしいでした。
まとめ
| 確認(かくにん)すること | できていればよい形 |
|---|---|
| 名詞や形容詞で説明する | 説明のあとに です |
| 話題が分かっている | 説明+です だけでもよい |
| 名詞やナ形容詞を否定する | ではありません/じゃないです |
| 動詞が「ます」で終わる | です を足さない |
「です」は短いことばですが、丁寧な日本語の土台(どだい)です。まず、身近(みぢか)な人や物について「〜です」と言ってみましょう。
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Last updated October 11, 2026