A2 · ElementaryLesson 2 of 3

ほしいと望ましいもの

ほしいを使い、自分が手に入れたい物や必要なものを表し、相手の希望を丁寧に尋ねる方法を学びます。名詞をがで示す基本形、はが作る話題と焦点、ほしくない・ほしかったへの変化、第三者の希望を断定しない視点、動作への希望を表すたいとの違いを具体例で確認し、場面に合う自然で適切な文を作れます。

By the flumi team About 3 min read 9 vocabulary wordsGrammar learning path: 希望・意志・予定

手に入れたい物や、自分に必要(ひつよう)だと思うものを表すときは、ほしいですを使います。希望(きぼう)の対象(たいしょう)になる名詞(めいし)は、助詞(じょし)のがで示すのが基本です。

「ほしい」はい形容詞(けいようし)のように変化します。自分の希望を述べる形なので、誰の気持ちを表しているかにも注意します。

一 ほしい物を伝える

基本(きほん)の形は「話題+希望する物+がほしいです」です。「私は」は、会話で分かるときには省略(しょうりゃく)できます。

話題 希望する物 文
私は 新しいかばん 私は新しいかばんがほしいです。
私は 温かい飲み物 温かい飲み物がほしいです。
私は もう少し時間 もう少し時間がほしいです。

誕生日(たんじょうび)に何がほしいですか。

料理(りょうり)の本がほしいです。

二 はとがの役割

「私は」のはは、誰について話すかを示します。「本が」のがは、何を希望しているかを示します。

助詞 役割(やくわり) 例
は 希望する人を話題にする 私は自転車がほしいです。
が 希望する物を示す 私は自転車がほしいです。

「私は」と「自転車が」を一緒に覚えると、二つの助詞を整理しやすくなります。希望の対象は「を」ではなくがで示します。✗自転車をほしいです。

三 形を変える

「ほしい」はい形容詞と同じように、否定(ひてい)や過去(かこ)の形を作ります。

使い方 肯定・否定 形 例
今 肯定 ほしいです 地図(ちず)がほしいです。
今 否定 ほしくないです/ほしくありません 大きい箱(はこ)はほしくないです。
過去 肯定 ほしかったです 子どものとき、犬がほしかったです。
過去 否定 ほしくなかったです/ほしくありませんでした その色はほしくなかったです。
名詞の前 肯定 ほしい+名詞 ほしい物をリストに書きます。
文をつなぐ て形 ほしくて 時間がほしくて、先生に相談しました。

「ほしいでした」「ほしいではありません」とは言いません。

否定(ひてい)の文では、希望する物をはで示すのが自然です。「大きい箱はほしくないです」「その色はほしくなかったです」のように言います。「が」でも意味は通じますが、否定や比べる文では「は」のほうがよく使われます。

四 質問するときの丁寧さ

相手の希望は、「何がほしいですか」と質問できます。店や家庭(かてい)など、選ぶことが自然な場面で使います。

  • 飲み物は何がほしいですか。
  • 赤いペンと青いペンと、どちらがほしいですか。
  • 誕生日に何がほしいですか。

目上(めうえ)の人や客に「何がほしいですか」と聞くと、直接的に聞こえることがあります。店では「どちらになさいますか」、改まった場面では「何をご希望ですか」などが自然です。

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五 誰の希望かに注意する

「ほしいです」で直接言うのは、普通は話し手自身の希望です。相手には質問として使えます。

  • 私は静かな部屋がほしいです。
  • 佐藤(さとう)さんはどの資料がほしいですか。

第三者(だいさんしゃ)の心の中を、根拠(こんきょ)なく「佐藤さんは新しい車がほしいです」と言い切るのは避けます。本人(ほんにん)の言葉なら「佐藤さんは新しい車がほしいと言っています」、様子なら「佐藤さんは新しい車をほしがっています」と表せます。

根拠によって、使う形が違います。

根拠 形 例
見た様子 名詞+をほしがっています 佐藤さんは新しい車をほしがっています。
様子からの推量(すいりょう) 名詞+がほしそうです 佐藤さんは新しい車がほしそうです。
本人の言葉 「ほしい」+と言っています 佐藤さんは新しい車がほしいと言っています。

「ほしがる」は外から見た様子、「と言っている」は本人の言葉そのまま、という違いです。どちらも、心の中を直接言い切る「佐藤さんは新しい車がほしいです」より、根拠がはっきりしていて自然です。

「ほしがっています」では、希望する物を普通をで示します。「私は車がほしいです」と「佐藤さんは車をほしがっています」の助詞の違いに注意しましょう。

六 たい・〜てほしいとの違い

ほしいは物や名詞で表す対象、たいは自分がしたい行動を表します。

希望するもの 形 例
物 名詞+がほしい 新しい靴がほしいです。
行動 動詞のます形+たい 新しい靴を買いたいです。

「新しい靴を買いたいです」のように、たいの前の物はをでもがでも示せます。「新しい靴を買いたいです」「新しい靴が買いたいです」はどちらも正しく、意味もほとんど同じです。教科書(きょうかしょ)によって、をを基本とする説明とがを基本とする説明があるので、両方覚えておきましょう。買いたい物を特に強調(きょうちょう)したいときは「が」がよく使われます。

自分がする行動は動詞のます形+たいで表します。人に何かをしてほしいときは、動詞のて形+ほしいを使います。

このとき、動作をする人はにで示します。私は+人に+動詞のて形+ほしいですの形です。

希望 形 例
自分がする行動 動詞のます形+たい 私は日本へ行きたいです。
人にしてほしいこと 動詞のて形+ほしい 先生にゆっくり話してほしいです。

目上の人に「〜てほしいです」を直接言うと、要求のように聞こえることがあります。丁寧にお願いしたいときは、「〜ていただけますか」を使うことができます。

七 望ましい

望ましい(のぞましい)は、「そうだとよい」という意味の、少し硬い言葉です。A2では、自分で言うより、学校のお知らせや説明文で見かける言葉として覚えておけば十分です。自分の希望を言うほしいとは使い方が違います。

言葉 使う場面 例
ほしいです 会話で自分の希望を言う 私は新しい靴がほしいです。
ことが望ましいです お知らせや説明文で「したほうがよい」と言う 健康(けんこう)のためには、野菜(やさい)を食べることが望ましいです。

お知らせでは「動詞の辞書形+ことが望ましいです」の形をよく見ます。見かけたときに意味が分かれば十分で、会話で同じことを言うときは「〜たほうがいいです」を使います。

まとめ

ここでは、ほしいを使うときの大切な形と使い方をまとめます。

  • 希望する物は、基本的にがで示します。
  • 否定は「ほしくないです」、過去は「ほしかったです」です。
  • 自分の希望は述べられますが、第三者の希望には言葉や様子という根拠が必要です。
  • 行動を言いたいときは、動詞のます形+たいを使います。「を」も「が」も使えます。
  • 人に何かをしてほしいときは、動詞のて形+ほしいを使い、動作をする人はにで示します。
  • 望ましいは、お知らせや説明文で見かける硬い言葉です。会話では「〜たほうがいいです」を使います。

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ほしいと望ましいものの語彙

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Last updated October 11, 2026