名詞を修飾する短い文
短い文を名詞の前に置いて、その名詞を詳しく説明する方法を学びます。「昨日買った本」「母が作る料理」のような語順、修飾する文の主語に使う「が」、名詞との間に語を入れない形を表で確認します。丁寧形を名詞の前に置く誤りを避け、どの人や物について話すのかを、自然で切れ目のない日本語で伝えられるようになります。
名詞(めいし)の前(まえ)に短(みじか)い文(ぶん)を置(お)くと、「どの人(ひと)・どの物(もの)か」を詳(くわ)しく説明(せつめい)できます。
昨日(きのう)買(か)った本 は、「昨日買った」が「本」を修飾(しゅうしょく)しています。
説明する文は名詞の前
日本語(にほんご)では、名詞を説明する部分(ぶぶん)が、名詞のすぐ前に来(き)ます。間(あいだ)に特別(とくべつ)なことばは入れません。
| 説明する文 | 名詞 | まとまり |
|---|---|---|
| 毎朝(まいあさ)飲(の)む | お茶(ちゃ) | 毎朝飲むお茶 |
| 駅(えき)で買った | 雑誌(ざっし) | 駅で買った雑誌 |
| 京都(きょうと)にある | 寺(てら) | 京都にある寺 |
最後(さいご)の名詞を先(さき)に決(き)めてから、「どんな名詞ですか」と考(かんが)え、説明を前に足(た)すと作りやすいです。
動詞は普通形(ふつうけい)
名詞の前の動詞(どうし)は、ます形(けい)ではなく普通形 にします。
- 毎日(まいにち)使(つか)うかばん
- 先週(せんしゅう)見(み)た映画(えいが)
- 今日食(た)べない料理(りょうり)
- 昨日行(い)かなかった店(みせ)
丁寧(ていねい)な文でも、名詞の前だけは普通形です。
- ✓ これは父(ちち)が作(つく)った料理です。
- ✗ これは父が作りました料理です。
文末(ぶんまつ)は「です・ます」で丁寧にできます。
文の中の主語(しゅご)は「が」
だれがその動作(どうさ)をするか言うとき、短い修飾の文では、主語のあとに が を使うのが基本(きほん)です。
母(はは)が焼(や)いたパンはおいしいです。
友達(ともだち)が撮(と)った写真(しゃしん)を見ました。
「母が焼いた」「友達が撮った」が、それぞれ後(あと)の名詞を説明しています。
主語はがが基本ですが、母の焼いたパン、友達の撮った写真のようにのを使うこともあります。
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説明される名詞を重ねない
説明される名詞は、短い文の中で同じ役割(やくわり)のことばとして置きません。
わたしは昨日本を読みました。+本
→ わたしが昨日読(よ)んだ本
「本」は最後に一回(いっかい)だけ置きます。名詞の前では「読みました」が「読んだ」に、主語の「は」が「が」に変わります。
わたしが昨日その本を読んだ本 とは言いません。「読んだ」の目的語(もくてきご)は、最後の「本」だと分かります。
まとまりを文で使う
修飾された名詞のまとまりには、ふつうの名詞と同じように「は・が・を」などを付(つ)けられます。
| 役割 | 文 |
|---|---|
| 主題(しゅだい) | 兄(あに)が使(つか)う自転車は新(あたら)しいです。 |
| 主語 | 庭(にわ)にいる猫(ねこ)が鳴(な)いています。 |
| 目的語 | 先生(せんせい)がすすめた本を借(か)りました。 |
助詞は、最後の名詞のあとに置きます。
語順(ごじゅん)の確認(かくにん)
- 最後に置く名詞を選(えら)びます。
- その名詞を説明する短い文を普通形にします。
- 短い文と名詞を切(き)らずにつなげます。
- まとまりのあとに、文で必要(ひつよう)な助詞を置きます。
| 誤(あやま)り | 正(ただ)しい形 |
|---|---|
| 買いました本 | 買った本 |
| わたしが本を買った本 | わたしが買った本 |
| 母が料理を作った料理 | 母が作った料理 |
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Last updated October 11, 2026